「空」のセキュリティーが話題を呼ぶが...
今回は日本の話であったが、ロシア鉄道では逃避行は難しいように感じる。ロシアを走るほとんどの長距離列車では乗車前に「乗車チェック」があり、ドアの前では車掌によるパスポートとチケットのチェックが行われる。すぐに終わるケースもあれば、数分にわたってパスポートと顔をジロジロ見られたこともあった。
駅構内に入る際は荷物を金属探知機に通す必要がある。大型の楽器ケースでも何かしらのチェックが必要になるのではないだろうか。さらに、ターミナルの駅ではそこかしこに警察が歩き回っている。
このように、ロシア鉄道は日本の鉄道よりもセキュリティーチェックが厳しい。関西空港のセキュリティー体制が話題となっているが、日本の鉄道も検討したほうがいいのでは......と思うのは筆者だけだろうか。
(フリーライター 新田浩之)