スポーツ紙記者「投げられる状態になれば...」
シーズン前に期待値が高かったのはかつての巨人のエース・内海だった。西武から巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償で電撃移籍したが、松坂や岩隈と同様に故障に悩まされた。開幕前に左前腕に故障を発症。一時は回復するも5月に再発すると、ファーム暮らしが続いた。1軍登板なしに終わり、10月のフェニックスリーグでも登板後に左腕に張りを訴えた。左前腕・筋腱修復の手術を東京都内で行い、今年のキャンプはB班(2軍)スタートが決まった。
松坂、岩隈、内海の3人に共通しているのはケガとの闘いだ。スポーツ紙の西武担当記者は「松坂、内海は全盛期の力はないかもしれないが、投げられる状態になれば先発ローテーションに入れる可能性は十分にある」と期待を込める。内海は通算133勝、松坂、岩隈は共に日米通算170勝。球界を代表する投手たちの鮮やかな復活劇を期待したい。