AKB48グループの劇場公演をVR(仮想現実)技術を駆使して生配信するサービスが2020年2月3日に始まる。カメラを客席の最前列より前に設置した「超神席」だ。
1月16日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた記者発表会では、柏木由紀さん(28)が、ゴーグルをつけて動画を体験。上を向きながら「のぞけそうなんだよね、これで見ると」と、大迫力に感心しきりだった。
まずはAKB、SKE、NGTの3劇場から
劇場公演は、ソフトバンクのVRプラットフォーム「LiVR(ライブイアール)」で配信する。LiVRは19年3月にサービスが始まり、福岡ヤフオク!ドームで行われるソフトバンクホークスの試合などが生中継されてきた。スマートフォンに専用アプリを入れて視聴する仕組みで、ゴーグルを使えば立体的に(3D)見られる。
VRカメラはステージ正面、上手、下手の3か所に設置。正面カメラは最前列より前に設置される。サービス開始時点では名古屋市のSKE48劇場、新潟市のNGT48劇場にもカメラを置き、各劇場で行う公演を生中継する。各劇場ごとに視点を切り替えながら楽しめる仕組みで、HKT48の田中美久さん(18)は、
「お仕事や移動時間(の都合)でなかなか劇場に来られない方や、抽選で外れてしまった方も、いつでも高画質で見られるということで、いつでも劇場公演に来ているかのように楽しめます」
などとアピールした。