ラグビー「新リーグ」発足に75%が「期待する」――。
公益財団法人笹川スポーツ財団(以下、SSF=東京・港区)の調査で、興味深いデータが浮き彫りとなった。
研究担当者「人々の関心は確実に高まっている」
SSFは、2019年12月28日~2020年1月5日の期間で、全国の市区町村に在住する18~79歳の男女4000人を対象にインターネット調査を実施した。2019年に開催され、日本中を熱狂させた「ラグビーW杯2019日本大会」に対する意識調査である。
日本ラグビーフットボール協会は、東京五輪後の2021年秋を目標に、現在のトップリーグ(TL)に代わる「新リーグ」(プロリーグ)を立ち上げる方針を決定した。同調査によると、
■大いに期待する=25.7%
■ある程度期待する=48.8%
■あまり期待しない=10.1%
■まったく期待しない=2.7%
■分からない=12.7%
「大いに期待」「ある程度期待」をあわせれば、実に74.5%もの人が新リーグに期待感を持っているという結果となった。また、今回のW杯を「何らかの形で見た」と回答した人も59.0%と6割に迫る勢いで、国民の関心の高さをうかがわせた。
SFF研究担当者は、調査結果について、以下のようにコメントしている。
「ラグビーワールドカップ2019を試合会場やテレビなど、何らかの方法で観戦した者は6割であり、また、観戦した人の8割が今後もラグビーの試合を観戦したいと回答し、新リーグへの期待も高いことが明らかとなった。メガイベントの国内開催が人々に与えるインパクトは大きく、加えて日本代表の快進撃により、ラグビーに対する人々の関心は確実に高まっていると言える」
東京五輪では「7人制」、パラリンピックでも「ウィルチェア」が行われるだけに、ラグビーは「一過性のブーム」ではないスポーツとなってきているようだ。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)