韓国当局の「化粧品から放射性物質」発表に異議 日本メーカーに詳細な反論を聞いた

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

「自然界に普通に存在している天然のトリウムやウランなどが含まれている可能性はありうる」

   フローフシは、今回の事態に対する認識を次のとおり示している。

「日本政府が公表している通り、私たちの日常の生活環境に普通にある空気、食べ物、飲み水、土、天然鉱物、そして化粧品を含む一般消費財に配合されている自然由来の原料にも放射性物質は含まれており、そのため自然由来の天然原料を使用している製品には、自然界に普通に存在している天然のトリウムやウランなどが含まれている可能性はありうると考えています。

だからこそ、韓国の上記法律や日本政府のガイドライン、国際放射線防護委員会(ICRP)等の国際機関においては、放射性物質が製品に含まれているか否かではなく、上記のとおり年間1ミリシーベルトという放射線の量によって安全基準が定められています。

もとより弊社は、日本の法令に準拠し、原料調達や製造過程においても安全性等の各種検査をクリアした製品のみを製造販売しておりますので、従前どおりご使用ください。なお、日本で当該製品を回収する予定はありません。

弊社は引き続き、韓国の代理店や各種専門家とともに、正確な情報収集に努めてまいります」

   農林水産省が公式サイトで公開している「放射性物質の基礎知識」では、「大地には、ウラン238、トリウム232、カリウム40などの天然の放射性物質が含まれています。これらは、約46億年前に地球ができたときから存在しています」と説明している。

   フローフシは当該商品を韓国国内で再販する可能性について、「今は1人1人のお客様に対して、誠心誠意対応することが大切なので、再販についてはまだ考えられません。今後、弁護士や専門家、業界団体と協議を重ねた上で、極めて慎重に検討したいと考えております」と回答した。

1 2 3
姉妹サイト