大相撲の世代交代、「ハッキリしたと言ってもいい」 やくみつる氏、「3日目で両横綱2敗の初場所」に見解

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   令和初めてとなる「大相撲初場所」(東京・両国国技館)の3日目が2020年1月14日に行われ、白鵬、鶴竜の両横綱がそろって敗れた。

   同3日目を終わって時点で、両横綱とも1勝2敗という不甲斐ない成績。「令和2年になり、いよいよ世代交代か?」という報道も出てきている。

  • 大相撲新時代の到来について明言した、好角家・やくみつる氏(2019年12月撮影)
    大相撲新時代の到来について明言した、好角家・やくみつる氏(2019年12月撮影)
  • 大相撲新時代の到来について明言した、好角家・やくみつる氏(2019年12月撮影)

「曙貴」以来の2横綱時代「同日金星配給」は22年半ぶり

   先に土俵へと上がったのは、鶴竜だった。初日に遠藤(東前頭筆頭)に不覚を取り、序盤戦ではこれ以上星を落とせない状況だった。しかし北勝富士(東前頭2)にのど輪をくらい、あっさりと押し出された。

   結びで登場したのは白鵬。妙義龍(西前頭筆頭)との一番だった。だが、妙義龍の突き落としを食らい、バタッと手をついてしまった。横綱曰く「足が流れてしまった」とのことだが、全盛期には考えられない負け方だった。

   大相撲では、平幕力士が横綱を破ることを「金星」と呼ぶ(小結以上が横綱に勝っても「金星」とは言わない)。今場所は、白鵬と鶴竜の2横綱が関取衆を引っ張っていくわけだが「2横綱時代で両横綱が金星同日配給」したのは、曙と貴乃花時代以来、22年半ぶり(1997年名古屋場所以来)となった。

   さらに気になるのが、西大関の豪栄道だ。初日から力なく3連敗。今場所は「かど番」(負け越せば大関から陥落)という背水の陣で臨んでいるが、序盤戦でズルズルと負けが込んでしまうようであれば「休場」の可能性すらある。まさに「正念場所」と言っていいだろう。

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