漫画およびアニメ映画として知られる「耳をすませば」が実写化されることが2020年1月14日に発表され、大きな話題を呼んでいる。出演するのは女優の清野菜名さん(25)と俳優の松坂桃李さん(31)で、2人はダブル主演を務める。実写版では、漫画や映画で描かれていた月島雫と天沢聖司の中学3年生時代と、その10年後が描かれるという。
同作は漫画家の柊あおい氏が1989年に漫画雑誌「りぼん」で発表。その後、漫画を原作とするアニメ映画が1995年に公開された。映画を製作したのはスタジオジブリで、故・近藤喜文氏の初監督作品(同時に遺作)として知られるが、実写化のニュースが広がる中で目立つのは特に、映画ファンからの声だ。
出演していないのにトレンド入りした高橋一生
ネット上に上がっている声の中で多いものが、今回の実写化と俳優の高橋一生さん(39)を結びつける声だ。高橋さんは映画で聖司役の声優を担当していたことで知られるが、映画版のファンからは「耳をすませば実写版、高橋一生さんじゃないの?」「耳をすませば実写化と聞いて高橋一生か!?って思ったら違った」といった、聖司役が高橋さんではないことを残念がる声が相次いでいる。
また、これに加え、高橋さんがドラマ「カルテット」(TBS系)に出演していた際の画像を挙げつつ、「耳をすませば、高橋一生が個人的に何にも合う気がする」とツイートする向きも。高橋さんは「カルテット」でビオラ奏者の役で出演していたが、「耳をすませば」で演じていた聖司は作中ではバイオリン職人を目指す姿が描かれており、2つの作品の相似性を指摘している。
また、「20年後の耳をすませばも見てみたかったりです」と、高橋さんの年齢を考慮し、描かれる世界が漫画と映画の20年後であれば高橋さんこそが適切であるとの声も上がっているほどで、映画版ファンの「高橋熱」は上昇する一方だ。ツイッターのトレンドにも高橋さんの名前が一時ランクインした。
「やはり撮影は聖蹟桜ヶ丘でおこなわれるのかな?」
また、これとは別に上がっている声で大きなものが、京王電鉄の駅である聖蹟桜ヶ丘駅周辺の住んでいるとするツイッターユーザーの声だ。
同駅周辺は映画版製作の際にモデルとして想定されたとされており、ファンが「聖地巡礼」を行うことで知られている。やはり、実写映画が作られるとの今回の発表により、これらの層が色めき立つ事態に。あるアカウントは、「朝から耳をすませばがバズってると思ったら、実写化とか!!!学生時代に聖蹟桜ヶ丘に参拝行くほど好きな映画」と喜んでいる。
また、別のアカウントは「やはり撮影は聖蹟桜ヶ丘でおこなわれるのかな?耳をすませば実写版」と興味津々。ほかにも、「耳をすませばが好きで聖蹟桜ヶ丘行ったの懐かしいなぁ。映画公開されたらまたロケ地巡りとか出来そう?!」と、ロケが同駅周辺で行われると想定しつつ、早くも「聖地巡礼」に思いを巡らせるアカウントもあるほどだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)