白鵬に舞の海氏「なぜ批判されるか考えて」 遠藤にまた「かち上げ」試みるが...

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   大相撲初場所2日目が2020年1月13日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬(34)=宮城野=が、平幕遠藤(29)=追手風=に切り返しで敗れ2日目にして黒星を喫した。

   昨年11月の九州場所で白鵬が立ち合いで遠藤をかち上げて波紋を呼んだだけに、白鵬の立ち合いに注目が集まっていた。

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「お客さんは先場所の相撲も記憶しているから...」

   昨年の九州場所では、立ち合いで白鵬が右からかち上げ、右肘が遠藤の顎に直撃。さらに張り手を顔面に食らわせ、遠藤は鼻から出血。場所後に横綱審議委員会から立ち合いに関して苦言を呈された。このような経緯を踏まえ、この日、NHKのテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(51)は「白鵬本人も批判の声が上がっているのは分かっていると思う。なぜ批判されるかということも白鵬は考えてほしいです」と反省を促すような発言をした。

   注目の立ち合いは、呼吸が合わず白鵬の待ったで始まった。2度目の立ち合い、白鵬が左から張って出た。先場所同様、右からかち上げようとするも遠藤に外される形で不発に終わった。右上手をつかみ、2度3度、投げを打ったが遠藤がこれをこらえ、最後は遠藤が切り返し。白鵬は背中から土俵に落ちた。

   遠藤のリベンジに館内は「遠藤コール」で応えた。舞の海氏は「おそらくお客さんは先場所の相撲も記憶しているから。そこからの今日の勝利ですから喜びもひとしおなんでしょうね」とファンの心理を解説し、殊勲の遠藤に対して「先場所、ああいう負け方しながらよく怖がらずに踏み込みましたね」と称賛した。

「どういう気持ちで相撲を見守ってきたか」

   横審から苦言を呈されながらも「かち上げ」は「禁じ手」ではなく、今後も自身の流儀を貫くことを公言している白鵬。一方で白鵬の「かち上げ」は「肘打ち」とみる関係者、ファンがいることも事実で、「かち上げ」の際に顎を直撃する白鵬の右肘のサポーターも物議をかもしている。

   舞の海氏はこれまでも白鵬の立ち合いに苦言を呈しており、先場所も「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかった」と批判的なコメントをしていた。また、この日のテレビ解説では「日本人が昔からどういう気持ちで相撲を見守ってきたか」と白鵬に問いかけるように話した。

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