オールシーズンタイヤ、相次ぎ新製品 ノーマル・スタッドレスとの性能の差は?

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雨天時のブレーキ性能は?

   注目すべきは、雨天時のブレーキ性能の高さだ。ダンロップブランドの住友ゴム工業によると、同社のオールシーズンタイヤは夏用タイヤに比べ、ウエット路面では10%短い距離で停止できる。「左右に伸びるトレッドパターンが効率よく排水し、夏用タイヤより深溝設計のため排水容積が大きいからだ」という。

   オールシーズンタイヤは日本国内でも米グッドイヤーや仏ミシュランなどが販売してきたが、今冬からTOYO TIRE(トーヨータイヤ)、住友ゴム工業、横浜ゴムの国内大手3社が参入した。

   トーヨーは2019年8月1日、SUV(スポーツタイプ多目的車)向けオールシーズンタイヤ「セルシアス」を発売。住友ゴム工業は10月1日、「オールシーズンマックスAS1」を発売した。横浜ゴムは20年1月9日、「ブルーアース4S AW21」の本格販売を始めた。

   オールシーズンタイヤは冬用タイヤとして認定されているため、高速道路で冬用タイヤの規制がある場合でも、そのまま走行することができる。気になる値段は「夏タイヤとスタッドレスタイヤの中間くらい」(大手メーカー関係者)という。

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