カネロ次戦は「5・2」が有力 ミドル級なら村田諒太も対戦候補に

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   ボクシングのWBA世界ミドル、スーパーミドル級王者の「カネロ」ことサウル・アルバレス(29)=メキシコ=の次戦が2020年5月2日に行われることが有力となった。海外メディア「NotiFight」が報じた。

   アルバレスをプロモートするゴールデンボーイプロモーションズのエリック・ゴメス氏が「ESPN」のインタビューに答えたもので、対戦相手や階級、開催場所などは未定だという。

  • 村田諒太(2018年撮影)
    村田諒太(2018年撮影)
  • 村田諒太(2018年撮影)

「スーパーミドル級がベストだと思う」

   世界の重量級の「中心」にいるアルバレスの今年初戦に関して具体的な日にちが浮上した。ゴメス氏が「ESPN」のインタビューに答えたところによると、5月2日が有力だという。階級は現時点で確定しておらず、ミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級のいずれかで試合が行われることになりそうだ。

   現在、アルバレスはミドル級とスーパーミドル級のベルトを保持している。昨年11月に獲得したWBO世界ライトヘビー級の王座はすでに返上している。アルバレスがどの階級でリングに上がるかは、世界が注目するところだが、ゴメス氏はあくまでも私的な意見として「彼のキャリアの中でスーパーミドル級がベストだと思う」と述べている。

   ただ、次戦に関してはミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級のうち、どの階級でも戦う可能性があるとしており、ゴメス氏は「彼は特別な位置におり、160ポンド(ミドル級リミット)から175ポンド(ライトヘビー級リミット)のどの階級でも戦うことができる」とコメントしている。

ミドル級ではゴロフキン、村田が候補に

   ライトヘビー級の可能性を残すものの、王者の顔ぶれをみるとスーパーミドル級が魅力的だ。スーパーミドル級には無敗王者がズラリと名を連ね、なかでもWBA世界スーパーミドル級のスーパー王者カラム・スミス(英国)は地元英国での人気が高く、レギュラー王者のアルバレスとの王座統一戦となれば世界的に注目される一戦となるだろう。

   ミドル級に目を向けると、アルバレスと2度の死闘を繰り広げたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がIBF王座に君臨する。WBA世界ミドル級のレギュラー王者である村田諒太(33)=帝拳=も対戦候補のひとりで、WBA世界ミドル級スーパー王者でもあるアルバレスとの統一戦を熱望している。

   アルバレスの次戦に関しては、今後、本人を交えてゴールデンプロモーションズとの話し合いが行われるという。世界一稼ぐボクサーであるアルバレスを巡って、ミドル級からライトヘビー級までの各王者が対戦を熱望しており、アルバレスの今後の動向に注目が集まる。

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