ゴーン会見「閉め出され組」は恨み節? 翌日朝刊それぞれの報じ方

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読売「『ゴーン氏に攻撃的な記事を書いている』として拒否された」

   読売は、「出席メディア 被告側が選別」の3段見出し(第2社会面=2社)で、

「(略)日本のメディアは多くが出席できなかった。関係者によると、過去の報道内容などをチェックした上で、出席を認めるメディアを選別したという」
「読売新聞も出席を申し込んだが、『ゴーン氏に攻撃的な記事を書いている』(ゴーン被告の弁護団の一人)として拒否された。朝日新聞やテレビ東京、小学館は出席した」

と、朝日など出席メディアの名前も出して詳しく報じた。

   毎日の見出しは「記者会見 メディア選別」(4段、2社)。ゴーン被告側の弁護士の話として、レバノン国外のメディアが参加する場合は招待状が必要とされたと説明し、

「毎日新聞を含む多くの日本メディアには、この招待状が届かず、参加できなかった」

と触れた。会見中で、ゴーン被告が日本メディアの少ない理由について説明した部分も報じている。

   日経は、5段見出し(第2総合面)の脇(左横)で「日本メディア大半排除」とし、記事では自社の状況について記載しなかった。

「この日の会見は元会長側の意向により『過去に関係を築いたメディア』だけを招待する形で行われた。フランスや中東のメディアが大半を占め、日本メディアの参加は数人にとどまった」

と指摘し、ゴーン被告による会見での日本メディア批判の言葉も伝えた。

   閉め出され組の残る産経はベタ(1段、2社)で「日本メディア 大半閉め出し」と報じた。本文では

「(略)会場前では、リストを持った会見の係員の女性がそれぞれのメディアに対し、入場の可否を告げていた。日本のメディアは大半が入場できなかったもようだ」

とし、自社の状況には触れなかった。続けて、レバノン政府関係者の男性の話として、

「ゴーン被告は批判的な質問をされるのを恐れて、日本のメディアを厳しく制限したのではないか」

との見立てを伝えた。

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