新ドラマ「知らなくていいコト」、ゴーン会見と偶然の一致 ネット上は「レバノン祭り」に

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   女優の吉高由里子さん(31)が主演を務める「知らなくていいコト」(日本テレビ系)の第1話が2020年1月8日に放送された。

   同ドラマは脚本家の大石静さんが脚本を担当。吉高さんが演じるのは架空の週刊誌である「週刊イースト」の記者・真壁ケイト。第1回の冒頭では真壁が、自らの父親が実はハリウッドスターのキアヌ・リーヴスさん(55)であると、死の直前の母親から告げられるという虚実織り交ぜたシーンが描かれた。

   他者の秘密を暴く職業である週刊誌記者でありながら、自らの出生にとてつもない秘密がありそうだと気付くというショッキングなオープニングとなった第1回の放送。キアヌ・リーヴスさんの実名が使われるというキャッチーさからか、ネット上では放送中から早くも視聴者からの「1話で明らかになった主人公ケイトの父親案1号(仮)がキヌアリーブス」といった驚きの声が続々と上がったが、それに飽き足らない一部の視聴者は、第1回をさらなる驚きをもって迎えたのだった。

  • 吉高由里子さん(2012年撮影)
    吉高由里子さん(2012年撮影)
  • 吉高由里子さん(2012年撮影)

「レバノンって偶然?」

   第1回では、母親の言葉をきっかけにキアヌ・リーヴスさんについて調べ始めた真壁が、本人の出身地がレバノンのベイルートであることに気付くシーンがあった。第1回ではこれらのシーンと並行して、真壁の普段の仕事風景も描かれるなどしたが、これらを見ていたとするあるツイッターアカウントは、

「ゴーン会見を見ながらだったからか、いまいちおもしろさを見つけられなかった。キアヌの出身地がレバノンのベイルートってのが、 おぉ図らずしも!!となった」

と、ツイート。また、別の複数のアカウントも、「知らなくていいコトを観る レバノンって偶然?」「キアヌなんちゃらが、レバノンの生まれとは、何というシンクロニシティ」と、「知らなくていいコト」を見て驚いたとするツイートを行っているのだ。

視聴者「色々リンクしてる」

   これらの視聴者が驚いたのは、同ドラマが放送されていた8日22時台に、テレビ東京で日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告の記者会見が生放送されていたのが原因だ。本来、同時間帯はテレビ東京では「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください」が放送予定であったが、同番組が放送されたのは開始1分ほどで、その後、放送はゴーン被告の記者会見に切り替わった。

   ゴーン被告と言えば日本国外へ逃亡したことが2019年12月31日に明らかになったが、その逃亡先はレバノンのベイルートであることが判明。また、8日の会見もベイルートで行われていたため、キアヌ・リーヴスの出身地とゴーン被告の逃亡先が「裏かぶり」したことに驚く視聴者が続出したのだ。

   このため、前述の視聴者たち以外にも、「キアヌ・リーブスがレバノン出身って知って色々リンクしてる」といった驚きの声が続々。ネット上はツイッター上を中心に、さながら「レバノン祭り」とでも言える状況に陥ったのだった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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