NHKミサイル誤報は日本の陰謀? 北朝鮮メディアが「下心」勘繰る

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北朝鮮宣伝サイト「時間は今後も永遠に私たちの側にある」

   「わが民族同士」では、北朝鮮との国境に最も近い在韓米軍基地「キャンプ・ケーシー」で12月26日に起きた「空襲警報騒動」とNHKの誤報に言及した上で「米国と日本は世界の笑いものになった」などと指摘した。この2つの出来事は、北朝鮮が

「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは、完全に米国次第だ」

   などと威嚇する声明を出していた矢先の出来事で、「わが民族同士」の記事では「時間は今後も永遠に私たちの側にある」として、過去も未来も北朝鮮が主導権を握ることを主張し、

「私たちは、党中央委員会第7期第5回総会で明らかにされた正義と勝利の道に沿って、新年も自信高らかに力強く進むだろう」

と結んだ。19年12月28日から31日にかけて開かれた総会では、金正恩委員長が米国について「依然として敵対的行為と核の脅威・脅迫が増大している」とした上で、

「世界は遠からず朝鮮民主主義人民共和国が保有することになる新しい戦略兵器を目撃するだろう」

などと発言したとされる。「わが民族同士」の記事の見出しは「自ら招いた不安と疲れ」。弾道ミサイル発射を警戒する日米の動きを揶揄する狙いがあるとみられる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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