2020年、井上尚弥に戦ってほしい「3人の相手」 海外メディアが選ぶ理想のカードは...

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   ボクシングの海外メディアが2020年に実現してほしい試合をそれぞれピックアップした。パウンド・フォー・パウンド(PFP)常連のWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=が、2020年も世界のメディアから注目を集めている。

   海外メディアは実現してほしい井上の対戦相手にどのボクサーを選んだのか。各メディアが選出した「試合」は果たして今年中に実現するのか。

  • 井上尚弥(2016年撮影)
    井上尚弥(2016年撮影)
  • 井上尚弥(2016年撮影)

米メディアはそろって王座統一戦に期待

   米国の専門サイト「ボクシングシーン.com」は、2020年に期待される11試合を選出。日本からは井上とWBO世界フライ級王者・田中恒成(24)=畑中=がピックアップされ、井上の対戦相手は、WBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)となっている。一方の田中は、WBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)との試合が選ばれ、いずれも王座統一戦となっている。

   米国のスポーツ専門局「ESPN」が2020年に実現してほしい試合として井上の対戦相手に挙げたのは、WBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)だ。「ESPN」の解説記事によると、カシメロは7つの国で勝利を収めており、場所を問わず井上と向き合うだろうと紹介。井上の今年の初戦は4月に米国のリングを予定しており、ここでの対戦が期待される。

   一方、英国の歴史ある専門誌「ボクシングニュース」は、井上の相手に1階級下のWBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)を選出した。エストラーダはフライ級、スーパーフライ級の世界2階級を制覇しており、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30)=Reason大貫=が、対戦を希望している王者としても知られる。

日本のファンからはドネアとの再戦も...

   「ボクシングニュース」は、井上の体格を考慮してスーパーフライ級に戻すことが出来るのでは、との希望を込めてのエストラーダ戦を選出しているが、記事の最後に「井上は階級を下げることに興味はないだろう」と付け加えている。スーパーフライ級時代の井上だったならば世界的注目を集める試合となっただろうが、井上は1階級上のスーパーバンタム級を視野に入れており、エストラーダがバンタム級に上げてこなければ実現しないだろう。

   海外メディアが選出した試合に加えて、日本のボクシングファンが見たい試合となるのは、ノニト・ドネア(フィリピン)との再戦だろう。昨年11月に行われた試合は、世界のメディアから高く評価され、米英の専門誌「ザ・リング」、「ボクシングニュース」などが年間最高試合に選出した。井上は王座統一戦を優先する意向を示しており、ドネアとの再戦は難しそうだが、実現すれば再び世界が注目することになるだろう。

   昨年はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級を制し、ワンランクステップアップした「モンスター」。今年は世界主要4団体の王座統一が最大の目的となる。これに加えて日本の「モンスター」は今年中にPFP1位の座に就くのか。世界の「INOUE」から今年も目が離せない。

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