「演技に納得いかなかった」勸玄くんに、父・海老蔵が「120点」を与えた理由

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   5月に十三代目市川團十郎白猿を襲名する歌舞伎俳優の市川海老蔵さんに密着したテレビ番組「市川海老蔵に、ござりまする2020」(日本テレビ系)が2020年1月6日に放送された。

   一家への密着企画として第7弾となる今回の放送は、長男・勸玄くんの成長、そして海老蔵さんの子供たちへ対する思いに焦点が当てられ、「泣いた」という声が相次いでいる。

  • 市川海老蔵さん。息子を励ます姿に反響が
    市川海老蔵さん。息子を励ます姿に反響が
  • 市川海老蔵さん。息子を励ます姿に反響が

「夢中になるってそういうこと」

   2019年7月に東京・銀座で行われた「七月大歌舞伎」の公演中、急性咽頭炎で体調を崩し、休演せざるを得ない状況に陥った海老蔵さん。しかし、勸玄くんの出演する昼の部は予定通り開演することとなっていた。その舞台裏に番組は密着し、事の顛末を赤裸々に映し出している。

   勸玄くんは3日もの間、父が不在ながらも一人で舞台に立ち続け、市川家の伝統でもある演目「外郎売(ういろううり)」を見事にやり遂げた。堂々とした振る舞いで観客を魅了し、ミスをすることなく演技を終えたのである。これには同じ舞台に出演していた中村獅童さんも「すごいぜカンカン(勸玄くんの愛称)ビックリしたよ」と声をかけている。

   その後海老蔵さんが無事に復帰し、共に千穐楽を迎えたのだが、最終日の演技に納得がいかなかった勸玄くんは悔しさのあまり泣き出してしまう。そんな息子の成長ぶりに海老蔵さんは「頼もしい」と心境を明かした後、「悔し涙を合わせて120点。今日までよくやってきた」「夢中になるってそういうこと」と励まし、力強く彼を抱きしめていた。

   親として、伝統を受け継ぐ者としての思いや葛藤を取り上げた本番組に対し、放送終了後のSNSには「子供たちの成長がすごくて泣いた」「泣きすぎて頭痛い」といった感想が寄せられている。また、「本当に良いお父さん」「父としての姿がかっこよかった」など、海老蔵さんの父親としての姿に感動したファンも多く、これを機に歌舞伎を見に行きたいという声も見受けられた。

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