いすゞ、「UDトラックス買収」の意味 ボルボ・グループ業務提携で何が変わる

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かつてはGMと提携していたが...

   いすゞは1960年代にベレットやフローリアンなどの乗用車を生産していたが、乗用車部門の不振が続き、1971年から米ゼネラル・モーターズ(GM)がいすゞ株を一部保有するなど、長く提携関係にあった。しかし、GMの経営悪化で2006年に提携を解消。トヨタがいすゞの株式を取得し、ディーゼルエンジンの共同開発などを目指したものの、成果が上がらず18年に資本関係を解消していた。トヨタはグループ内にいすゞの最大のライバルである日野自動車を抱えており、ディーゼルエンジンをいすゞと開発するメリットが少なかったのだろう。

   トヨタとの資本提携を解消して以降、いすゞは世界的に再編が進む自動車業界で取り残された格好だった。今回、資本提携はないものの、いすゞがボルボ・グループと手を組み、ライバルだったUDトラックスを買収することは、業界的には久々のビッグニュースだ。いすゞはトヨタとの資本提携の解消後、ボルボとの提携協議に入っていたという。

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