「いきなり!ステーキ」来年はどうなる? 運営のペッパーフード株価、年初来安値で年越し

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   今年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場で、ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」を主力事業とするペッパーフードサービス (東京都墨田区)が年初来最安値を付けた。

   売り上げの8割以上を占める「いきなり!ステーキ」の先行きを不安視し、見切り売りに押されたとみられる。

  • いきなり!ステーキ
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財務状体質に黄信号

   2019年12月30日の東京株式市場で、ペッパーフートサービスの終値は前週末比35円(2.7%)安の1259円だった。前週末に続いて年初来安値を更新した。

   同社は19年12月期の連結最終損益が25億円の赤字(前期は1億2100万円の赤字)になる見通し。売り上げの約8割を占める「いきなり!ステーキ」の不振が原因だ。

   11月には不採算店の撤退などで23億4600万円の特別損失を計上し、財務の健全性を示す自己資本比率は 13.6%から4.8%に悪化した。

   12月27日には、第三者割当による新株予約権を発行して資金調達すると発表。最大69億円の調達を見込み、借入金の返済や運転資金、広告費などに充てる。さらに、金融機関から計41億円を借り入れたとも報告している。

   こうしたマイナス材料を嫌気して株価は下げ止まりを見せず、年初来高値の3255円(1月9日)から大幅に下落した1241円で今年を締めた。

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