紅白未出場のスピッツ「これが最後ではない」 NHKチーフプロデューサー表明

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   2019年の歌い納めとなる「第70回NHK紅白歌合戦」の制作統括を務める加藤英明CP(チーフプロデューサー)が、リハーサルが行われている東京・NHKホールで報道陣の取材に応じた。

   加藤CPはリハーサル非公開の企画演出やゲストの追加出演については「当日の様子を見てのお楽しみにしていただければ」と総括しつつ、2020年の音楽や社会に「橋渡し」をつけるコーナーに期待を寄せた。

  • 「第70回NHK紅白歌合戦」リハーサルでの出演者顔合わせ風景
    「第70回NHK紅白歌合戦」リハーサルでの出演者顔合わせ風景
  • 「第70回NHK紅白歌合戦」リハーサルでの出演者顔合わせ風景

五輪ソングで嵐と米津玄師コラボ

   第70回では、2020年の東京五輪とその先の未来に向けて、若い世代やアスリートを応援する「NHK2020ソング」の「カイト」が企画コーナーで初めて披露される予定。シンガーソングライターの米津玄師さんが作詞・作曲し、嵐が歌唱する同曲は紅白本番での初披露とともに、米津さんと嵐による対談や、制作風景のドキュメンタリー映像も番組内で放映される。 これに関連して米津さんの生出演を期待する質問もあったが、加藤CPは「今発表していることがすべて」と歌唱での生出演を改めて否定。同時に「(米津さんが)相当思いを込めて嵐のために、来年2020年のためにNHKのテーマソングを作っていただいたことにすごく感謝しています」と語り、「来年以降も米津さんと嵐と一緒にカイトという曲を盛り上げていきたい」と期待を込めた。

ラグビー色も強い企画に

   また2019年のラグビーワールドカップ(W杯)にちなんで、NHKのラグビーテーマソング「ECHO」をLittle Glee Monsterが大会映像の中で歌唱、DA PAMPのステージではブレイクダンスチーム「筋肉定食」によるラグビーモチーフのダンスも採り入れられるなど、「スポーツ色」も強いのが第70回の特徴。ラグビーW杯を「予想外の国民的なムーブメントになって、来年に向けてスポーツがより一層注目されるきっかけになった」という加藤CPは、「こういうムーブメントを受けて、2019年から2020年に向けて、いい意味で橋渡しが随所にちりばめられた演出になっていますので、注目していただければ」と述べた。

   一方、19年の連続テレビ小説「なつぞら」オープニング曲「優しいあの子」をリリースしたスピッツについては、加藤CPは出演しないことを明言したものの、「これが最後ではないですし、私としてはチャレンジしたい」と、未だ紅白未出場のスピッツへのオファーを続けていく可能性があるとした。

姉妹サイト