大みそか恒例の「第70回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが東京・NHKホールで行わている中、2019年12月30日午前には欅坂46(4年連続4度目の出場)が登場、本番同様の衣装とフォーメーションダンスで「不協和音」を踊った。ファン・メンバーにとって「神曲」と言われるほど評価が高い同曲は、紅白歌合戦では2年ぶりの披露となる。
2年前は体調不良で倒れるハプニング
29日の音合わせでは綿密に振付や立ち位置を確認していた欅坂46のメンバー。17年の第68回ではこの曲を踊り切った直後に一部のメンバーが体調不良で倒れるハプニングが起きた。2年を経た今回は、19年に加入した2期生メンバーが加わってのパフォーマンスで、29日にあった囲み取材ではキャプテンの菅井友香さんが「2期生が加わってパワーアップした1年でした」「精一杯集大成を見せたい」と意気込みを語り、小林由依さんも「2年前とはまた違った新しい『不協和音』というか強くなった『不協和音』を見せられたら」と話した。
17の「不協和音」はシルバーのロングコートとパンツスタイルという男性的な衣装だったが、今回は深紅の制服風の衣装でのステージで、衣装の色調・デザインのみならず、ステージの雰囲気も2年前と変わったものになりそうだ。
聴きどころ「僕は嫌だ!」叫ぶ2人
「不協和音」で2度繰り返される聴きどころのセリフ「僕は嫌だ!」は、1度目のセリフに2期生の田村保乃さんが抜擢されており、紅白では初の披露になる。30日のリハーサルではイントロから息の合ったフォーメーションダンスが展開され、田村さんはセンターの平手友梨奈さんに寄り添って「僕は嫌だ!」を叫び上げた。落ちサビの2度目のセリフは恒例の平手友梨奈さんが担当。田村さんのセリフに比べると控えめで、ダンスもダイナミックというよりは小刻みな振りにとどまり、前日に引き続き平手さんの体調面の不安も残った。本番は後半4組目のアーティストとして登場する予定である。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)