「おぞましさこそが、私の商品価値なのです」 村西とおる、炎上アワード受賞に「身に余る光栄」と満悦

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5年後10年後なんてどうでもいい

   さらに、村西さんの論調は熱を帯びていく。

「よく、会議などで『そのスキームの持続性はどうなの?』などと申す者がおりますが、実に野暮ったい。5年後10年後なんてどうでもいい。『来月どうするか?』です。もっと言ってしまえば、『1週間後』ないし、『今日どうするか?』です。世の人々はすぐに『そのビジネススキームは短すぎない?』とか言いますが、そんなのダメ! 全ての商品には流行り廃りが必ずあるのですから、例えその商品が市場を席巻する期間が短くても、その時代、その時代で流行りの商品を売らなければなりません。自転車が最新の商品だった時代は自転車を、バイクの時代はバイクを、自動車の時代は自動車を、電気自動車の時代は電気自動車を売るのです。机上の空論でなく、今、ナンバーワンになれということです。それを続けていれば、『空を飛ぶ車』が売り出される時代になってもナンバーワンになれるのです。今、チャンピオンになれば次が見えてくるのです。ジェイサットニュースさまも(※注・J-CASTニュースの言い間違い)うかうかしてられませんよっ!」

   最後はJ-CASTニュースへの叱咤激励も飛び出した炎上アワードの授賞式。村西さんの体から放たれるその「炎」に終始圧倒された記者だったが、インタビュー終了後には、ふと、その体に不思議な力がみなぎっていることに気付いたのだった。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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