大みそか恒例のNHK紅白歌合戦のリハーサルが2019年12月28日に東京・渋谷のNHKホールで始まり、20年連続で出場する氷川きよしさん(42)も登場。報道陣に対して、放送当日の見どころや、デビュー20周年の2019年に起きた自身の変化について語った。
「紅組のような白組のような」「『きよし君』よりも『きーちゃん』」
17年、それまでの演歌歌手のイメージを打ち破り、アニメ「ドラゴンボール超」オープニングテーマ「限界突破×サバイバー」をリリースした氷川さん。19年はビジュアル系の衣装で大規模アニメソングライブ「Animelo Summer Live 2019」(アニサマ)に出演してアニメファンを驚かせた。また開設したインスタグラムでウエディングドレス姿の写真を投稿するなど中性的な美しさで注目されると、従来の「きよし君」に加えて「きーちゃん」という愛称も生まれ、「演歌歌手」「男らしさ」の壁を突破しつつある。
氷川さんは「紅白限界突破スペシャルメドレー」を歌唱する予定だが、28日のリハーサルは報道陣には非公開で行われた。詳細な曲目については「『限界突破サバイバー』と『大丈夫』(19年の氷川さんの演歌新曲)を歌わせてもらいます」とするにとどめ、演出は「すごいことになるんですよ。緊張して震えて...大変なことになるんで」と語り、衣装のコンセプトも「紅組のような白組のような...」と本番に期待を持たせ、演歌歌手としての「きよし君」よりも「きーちゃん」が前面に出た紅白になるだろうとも語った。