女性問題への対応で一線、「変わった」と評価
Jr.の育成などをする関連会社ジャニーズアイランドが1月に設立され、滝沢さんがタレントを引退し、その社長に就任して1年になる。
滝沢さんはこの間、この2組を含めてJr.を盛んに売り込んでおり、Jr.内に待遇格差があるか、CDデビュー組とのバランスはどうかなどを巡って、ファンらの間で賛否が割れていた。そこに、各グループが目標とする紅白の舞台で明暗が分かれる結果となったことから、炎上騒ぎに発展したわけだ。
一方で、ジャニーさん死去後の9月には、事務所副社長にも抜擢され、その手腕への注目度が日に日に増している。
一部でバッシングはあるものの、滝沢さんが要職に就いたことで、事務所がいい方向へ変わりつつあると評価する声も多い。
「Jr.の女性問題、対応早いですね」。事務所の内情を知るある芸能関係者は、2019年9月に持ち上がったスキャンダルについて、こう驚きを隠さない。
Jr.内のあるグループでは、メンバーのプライベート写真流出が発覚し、ファンから失望の声が寄せられる騒ぎになっていた。
これまでの事務所なら、スキャンダルが出ても、そのままスルーしたり内々で処分したりする対応ぶりが指摘されていた。ところが今回は、ウヤムヤにせず公式サイトで異例の声明を出した。メンバーに「反省を促す」として、芸能活動自粛のスピード処分に踏み切ったのだ。
その背後にいるのではと話題になったのが、滝沢さんだ。
「在りし日のジャニーさんは、スキャンダルを起こしても、時間を与えて『ユー、自分で考えなさい』と所属タレントを諭していました。その意を汲んで、タッキーも、温情型のやり方を取ったと言えるのではないでしょうか」
前出の芸能関係者は、こう指摘する。つまりJr.を預かる会社のトップとして、事務所の意向に頼らず、独自のやり方を取ったのではないかということだ。
ジャニーズアイランドでのやり方は、今後、事務所でも主流になるのかどうか注目が集まる。