北朝鮮「クリスマスプレゼント」緊張のさなかだけに...
海外メディアも反応した。韓国の中央日報(日本語ウェブ版)は27日朝、
「『北朝鮮ミサイル誤報』のNHKに...米専門家『誤報で戦争が起きる』批判」
の見出しで、「安保および核拡散専門家でマサチューセッツ工科大(MIT)教授のビピン・ナラン氏」のコメントを伝えた。
記事では、北朝鮮外務省の米国担当次官が3日、米国との協議に進展がない状況を受け、「クリスマスプレゼントに何を選ぶかはアメリカの決心次第だ」とする談話を発表していて、緊張感が高まっていた状況に触れた。米国東部時間でクリスマス(25日)が終わったのは、日本時間で26日の昼下がりで、NHKが誤報を流した27日未明は、まだ半日も過ぎていないタイミングだった。
中央日報記事によると、ナラン教授は、「今回の誤報」に対して、
「このような特別な時には、このような偽アラームが戦争を引き起こしかねない」
「バックナイン(ゴルフのラウンド後半部)にいたトランプがアンドロイドでこのアラームを見て、その周辺の誰もこれが間違っていると証明しない状況を想像してみなさい」
「(略)彼は対応措置として直ちに米国の核兵器発射を命じることができ、誰も彼を止められない」
と警鐘を鳴らした。記事では、上記の3コメントのうち、最後の部分では「と声を高めた」と書かれている。
NHKは18年1月16日夕にも、ニュースサイトで「北朝鮮ミサイル発射の模様 Jアラート 政府『建物の中や地下に避難を』」と速報で誤報を流し、その後訂正した。