登録者「水増し」の可能性も
ただ、購入にはリスクが考えられる。
オークションサイトでは、チャンネル登録者数を増加させるサービスが多数出品されており、水増しされている可能性は否めない。ユーチューブでは、こうした実体を伴わない登録者は「不正」とみなされ、削除される恐れがある。
さらに、著作権侵害などコミュニティガイドラインに3度違反(諸条件あり)すると、チャンネルは永久に削除される。そのため、購入したチャンネルが"前科持ち"だった、とのリスクもはらむ。
運営会社であるグーグル日本法人の広報部に見解を求めると、「YouTubeにおける禁止行為は、こちらの利用規約内、『本サービスの利用』にある『本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。』部分をご参照ください」と明確な回答は避けた。
該当部分には10の禁止事項があり、その一つに「本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと」などとある。チャンネル売買は限りなく黒に近いグレーといえそうだ。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)