ヤフーとの軋轢もひと段落で... アスクル株価好調の背景

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騒動後は「任せる」姿勢貫き好感

   さらに市場に好感されたのは、12月17日の中間決算説明会で、個人向け事業を2023年5月期までに黒字化すると表明したこと。そのためにプライベートブランド(PB)の比率を引き上げて採算を改善させるほか、親会社である持ち株会社Zホールディングス傘下の事業会社ヤフーが新たに開発した「PayPayモール」に出店し顧客を開拓するという。野村証券は中間決算発表後に出したリポートで「黒字化の目標期限を設定した点は評価される」と書いた。

   ロハコと言えば今夏、親会社のZホールディングス(旧ヤフー)がアスクルに事業譲渡を求め、事業譲渡どころか資本業務提携の解消を主張するアスクルと対立し、当時のアスクル社長が事実上解任されたことが記憶に新しい。「親子上場の弊害」などと批判的に報じられたが、ひとまずアスクルに新社長として吉岡晃氏が就任して以降は「ロハコはアスクルに任せる」方針をZホールディングスが貫いていることも投資家を安心させている。

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