2020年1月12日に開幕する「ジャパンラグビー トップリーグ 2020」(TL)を目前に控えた19年12月25日、東京都内で記者発表会が行われた。全16チームの主将が登壇し、開幕前から舌戦を繰り広げた。
記者発表会には、W杯でSHとして華麗なボールさばきを見せた流大選手(サントリー)、相手のボールを奪う「ジャッカル」というプレーで一躍、有名となったFL姫野和樹選手(トヨタ自動車)をはじめ、多くの日本代表経験者が集結した。
女優でアンバサダーの山崎紘菜に突っ込まれ...
この日は、令和初のクリスマス。TLアンバサダーを務める女優の山崎紘菜さんから「トップリーガーたちは、チームで過ごすんですか?」という質問に、
姫野選手は、
「筋トレ(笑)。でも、チームで、プレゼント交換はしました。他に予定もなく、フィットネスしてラグビーして終わりました...」
流選手も、
「僕らも昨日、一番キツい練習だったんで...。吐きそうになりながら頑張りました」
サンタクロースからの厳しいクリスマスプレゼントに、場内から笑いが漏れた。
ところで、流選手と姫野選手は、同じ帝京大出身。流選手が先輩、姫野選手が後輩という間柄で、帝京大の「大学選手権9連覇」をともに成し遂げたメンバーでもある。だが帝京大は、今季の大学選手権3回戦で早々に敗退。後輩たちの残念な結果に2選手は、
「僕たち(先輩)も頑張っているので、負けずに頑張ってほしい」
とエールを送った。
太田チェアマン「16チーム総当たり戦で60万人動員を」
TLは2003年、その産声を上げた。55回を数えた全国社会人大会を発展的に解消し、日本最高峰のリーグとしてスタート。この間、リーグ方式の変更や規則の改定などを常に行ってきている。
これまで2リーグ制を取ったことも何度かあるが、今期は「16チーム総当たり制」という本来の形に戻り、全国の各地域で熱戦を繰り広げる。総試合数は120試合となる。
TLの太田治チェアマンは、
「(観客)60 万人を集めることが目標。W杯のレガシー(遺産)しっかりと受け継いで、ファンの皆さまへ、しっかりとした運営をしていきたい。日本ラグビーの発展のために、ご協力いただきたいと思います」
熱狂は、新たな舞台を作り出す。闘いは、すでに始まっている――。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)