米経済誌「フォーブス」のWEB版は2019年12月23日、2010年からの10年間において世界で最も稼いだスポーツ選手ランキングのトップ10をまとめた。
記事によると、ランキング1位に輝いたのはボクシングの世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr(42)=米国=で、10年間で9億1500万ドル(約997億円)を稼いだ。2位はサッカーのクリスティアーノ・ロナウド(34)=ポルトガル=の8億ドル、3位はリオネル・メッシ(32)=アルゼンチン=の7億5000万ドルとなっている。
天心戦のファイトマネーは11億円?
メイウェザーは2010年から19年までに10試合を行っており、そのすべての試合がペイ・パー・ビュー(PPV)方式によるもの。無敗を誇る王者の試合の「売れ行き」は他の選手を圧倒し、2015年5月に行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)との一戦で280億円を稼いだといわれている。また、17年8月のコナー・マクレガー(アイルランド)戦では1億ドル以上が保証されたとみられ、110億円以上の報酬を受け取ったようだ。
プロキャリア50勝目をマークしたマクレガー戦を最後に公式のリングから遠ざかっているメイウェザーだが、2018年の年末に総合格闘技団体「RIZIN」のリングに登場。「RIZIN」の看板選手、那須川天心(TARGET/Cygames)を相手に3分3ラウンドのエキシビションマッチを行った。公式試合ではないものの、メイウェザーが主催者から受け取った「ファイトマネー」は11億円ともいわれている。
ボクシングでは4億3500万ドルを稼いだパッキャオが全体8位にランクイン。4位以下をみてみると、4位がNBAのレブロン・ジェームズ(米国)、テニスのロジャー・フェデラー(スイス)が5位に入っている。6位、7位にはゴルフ選手がランクインしており、タイガー・ウッズ(米国)、フィル・ミケルソン(米国)が名を連ねる。ちなみに9位はNBAのケビン・デュラント(米国)、10位はF1のルイス・ハミルトン(英国)となっている。