広報の見解は
グループを統括するイオンの広報担当者は24日、取材に対し、マスク禁止を要請したのは今回が初めてだという。
従来はグループ各社でマスク着用に関する統一基準はなかったが、客からの「接客時に(マスクを着けていると)声が聞こえづらい」といった声などを踏まえて対応に踏み切った。
ただ、食品売り場で接客する従業員は着用を認め、風邪をひいていたり、花粉症に悩んでいたりする場合も、上司の許可があれば問題ないとのスタンスだ。
現時点で従業員から反発する声は寄せられていないというが、「極端(な運用)にならないよう、きちっと説明をするようにと(店舗責任者に)伝えています」(広報担当者)
もっとも、イオンに限らず、接客業ではマスク着用を禁止している職場は少なくない。SNS上では書店員や美容師、薬局店員などから、マスク着用を望む切実な声が多数投稿されている。