2019年12月22日に放送された「M-1グランプリ2019」(テレビ朝日系)で、審査員を務めた落語家の立川志らくさん(56)が、同日自身のツイッターを更新し、番組を振り返った。
「人情や思い出で選ぶのは失礼と思い...」
番組では初出場のお笑いコンビ「ミルクボーイ」が、7票中6票を獲得し優勝した。志らくさんもミルクボーイに投票したが、22日更新のツイッターで、
「決勝を選ぶのが辛かった。人情的にはかまいたちに勝たせてあげたかった」
と明かした。
直前には志らくさんが審査員に入っていることをかまいたちがイジり、それに志らくさんが反撃するなど「因縁」のあった両者だが、志らくさんはその漫才を高く評価。その理由は、去年は足りなかった自信と怯えが共存する文句なしの漫才を披露したから、とのこと。志らくさんは、かまいたちを優勝させたいと思いつつも、
「ミルクボーイの受け方が半端なかった。人情や私の思い出で選ぶのは失礼と思いミルクボーイを押した」
と語った。
投稿のコメント欄には、
「私も気持ち的にはラストイヤーのかまいたちに優勝して欲しかったです」
「それまで大笑いしていたのに目頭が熱くなりました。今年のハイレベルなM-1の審査お疲れ様でした!」
「かまいたちはもちろん、皆さん凄く面白かったので、選ぶのが辛いというお気持ちはよく分かります」
と共感の声が集まっている。リツイート数も6800、いいね数は7万を超えた。
さらに志らくさんはその後もツイッターを更新し、
「自信が10の芸は鼻に付く。怯えが10の芸は見ていられない。自信が怯えを少しだけ上回った芸こそが魅力的な芸。去年のかまいたちは自信8怯え2。今年は自信7怯え3」
と自論を展開した。
こちらの投稿には、
「漫才って深い...」
「漫才を見る目が変わりました」
といった、コメントが集まっている。
M1終わった。決勝を選ぶのが辛かった。人情的にはかまいたちに勝たせてあげたかった。自信と怯えの共存する文句なしの漫才。去年足りなかったのはその部分。ただミルクボーイの受け方が半端なかった。人情や私の思い出で選ぶのは失礼と思いミルクボーイを押した。でも辛い。今夜寝られそうにないよ。
— 志らく (@shiraku666) December 22, 2019