平野美宇、伊藤に敗れるも... 「五輪3枠目」へ存在感アピール

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   卓球の「ジャパントップ12」最終日が2019年12月22日、カメイアリーナ仙台で行われ、女子決勝は伊藤美誠(19)=スターツ=が、平野美宇(19)=日本生命=を4-1で下し初優勝を飾った。

   前回優勝の石川佳純(26)=全農=は準決勝で平野に2-4で敗れ、早田ひな(19)=日本生命=は準決勝で伊藤に2-4で敗れた。

  • 平野美宇(19年3月撮影)
    平野美宇(19年3月撮影)
  • 平野美宇(19年3月撮影)

重圧解かれた平野が見せた強さ

   2020年東京五輪女子代表の最後の枠を狙う平野が存在感を見せた。代表争いの重圧から解き放たれた平野は、ファーストステージ決勝で早田を下して勢いに乗ると、ファイナルステージ準決勝では熾烈な代表枠争いを演じた石川を撃破。決勝で伊藤に敗れはしたものの、代表3枠目へ存在感をアピールした。

   卓球女子の五輪代表の状況を改めてみてみると、シングルス代表は伊藤と石川が確定的で、残る1枠を他の選手が争うことになる。この枠は団体戦要員となり、団体戦の戦略上から選出される。団体戦はダブルス1試合、シングルス4試合となり、3枠目に入った選手はダブルス、シングルスでの出場が濃厚となる。

   団体戦は3選手が出場し、ひとりがシングルス2試合をこなし、残る2人がダブルスとシングルスそれぞれ1試合ずつ行う。「ジャパントップ12」で改めて証明したように、現在の日本のエースは実力、ランキングともに伊藤で、団体戦では順当にいけば伊藤がポイントゲッターとしてシングルス2試合の出場が見込まれる。

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