「向かい風」と「追い風」の別レースでも、同タイムなら同着
担当者によると「9レーンにしなければならない規則は定めていない」としながらも「少なくとも2つのメリットがある」と話す。1つ目の理由は、
「例えば、準決勝で8位通過が同タイムで2人いたとします。この場合、2人とも決勝へ進出し、9名で決勝を行うことができるからです」
例えば100メートルの場合は、「100分の1秒」という極限のタイムを争う。それでも同タイムの場合は写真判定、それでも決着しない場合は「同着」と判断される。担当者によると、
「比較的、よく発生する事象です」
ちなみに準決勝1組が「向かい風」、同2組が「追い風」でも、タイムが同じなら「同着」となる。何だか不公平な気もするが、規則上はそうなっているという。では、もし3人以上が同タイムなら...という疑問も沸くが、その場合は大会ごとの規則に準ずるそうだ。