ハトたちはどうなるのか? 放火容疑者は「手品ユーチューバー」、動画でマジック披露

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   現住建造物等放火の疑いで逮捕された北海道内の容疑者の男(47)は、ユーチューブで、手品に使うハトなどの風変わりな動画を次々に投稿していた。

   男に同居家族がいない場合、ハトなどの今後について、ネット上で心配の声も出ている。この場合、ペットはどうなるのだろうか。

  • マジックにハトなどを使っていたが…(容疑者の男のユーチューブ動画から)
    マジックにハトなどを使っていたが…(容疑者の男のユーチューブ動画から)
  • マジックにハトなどを使っていたが…(容疑者の男のユーチューブ動画から)

飲食店でマジック披露も出禁に?

「はい、こんばんは。アキラ100%です。私のハトをご覧下さい」

   男は、ユーチューブで開設した自らのチャンネルに2018年8月26日、マジックに使うというハトの動画を投稿し、お笑い芸人の名前を勝手に名乗りながら、こう切り出した。

   そして、カゴに入った白い2羽のハトについて、交互に手に取って、愛おしそうに紹介していた。

   白糠町内で2019年12月15日夕に住宅が全焼し、スナック経営の男性(73)が死亡した火事で、男は、17日に釧路署に放火容疑で逮捕された。住宅が燃えたとき、野次馬として現場におり、左ほほにやけどのような跡があることから警察に事情を聴かれていた。

   マスコミの取材に怒りを露わにし、疑惑を否定する様子が逮捕後にテレビなどのニュースで流されている。その後も、釧路署の調べに容疑を否認しているという。

   報道によると、男は、町内などのいくつかの飲食店に度々姿を現し、ハトなどを使ったマジックを披露していた。しかし、客が嫌がるとして出入り禁止になることもあったという。

   亡くなった男性が経営するスナックにも、数年前まで出入りしていたといい、トラブルがなかったかなどを釧路署が調べている。

警察庁「規定や指針はなく、個別対応になる」

   容疑者の男は、ユーチューブのチャンネルを1年ほど前に開設し、マジックなどの動画を投稿していた。

   空のペットボトルの中にふたを入れる手品をしたりしたほか、タバスコをせき込みながら一気飲みするといった過激な動画もあった。本人は、動画の中で、「日本一のマジシャンを目指して頑張りたいと思います」と抱負も語っている。

   ただ、登録者が数人だったときもあり、ユーチューバーとして収入源になるほどではなかったようだ。

   男は、ハト2羽のほか、インコも飼っているようで、2019年10月20日の動画でも紹介していた。ほかに世話をする家族などがいるかは不明だが、コメント欄などでは、「エサもらえない」「面倒だれが見る」などと世話する人がいない場合を心配する声が寄せられている。

   一人暮らしの容疑者が逮捕された場合、ペットなどは一体どうなるのだろうか。

   ネット上では、容疑者が事前に知人などにエサやりなどをお願いするしかないのでは、弁護士にカギを渡して誰かに頼むやり方がある、などと情報交換がされている。

   警察庁の広報室は12月20日、「警察では、その場合の規定や指針は設けていません。そのときどきで、個別対応になると思います」とJ-CASTニュースの取材に答えた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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