豊ノ島関らも弔問、振分親方は位牌を手に涙...
ほかの一門からも、多くの関係者が訪れた。時津風部屋(時津風一門)で、佐野さんのよきライバルだった十両の豊ノ島関は、
「自分自身、勝った相撲ですけど、僕が初めて幕内で大勝ちした時に当たってね。それも、つい、この間のように感じますし...残念です」
現役時代は「ロボコップ」の愛称で親しまれ、現在は東関部屋の「部屋付き」親方として後進の指導に当たっている振分親方(元小結高見盛)は、時折、天を仰ぎながら、涙を拭いた。位牌を手に、再び涙空を仰いだ。
佐野さんの戒名は、師匠として率いた部屋名の一部、本名から「大優院東元泰善居士」と付けられた。告別式終了後、遺体を乗せた霊柩(れいきゅう)車は、部屋がある葛飾区内の四ツ木斎場に向かい、荼毘(だび)に付された。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)