今回は「外交儀典上欠礼はなかった」
これに対して、今回の協議では、局長級と会議のレベルが上がったこともあるが、会議室の名前も「特別会議室」で、「外交上の儀典に合った」場所が用意され、内部も「床に汚れも、積み上げられたプラスチック製の椅子もなかった。コーヒーなど飲み物も用意された」といった具合に変化。日本側代表団は「会議室のドアの前に立って韓国側代表団を待っていた」のに加えて、韓国側と握手して「グッドモーニング」と挨拶を交わしたことから、「外交儀典上欠礼はなかった」とした。
ソウル新聞は、
「特に日本の代表団は、韓国代表団が会議場に着席した後、席に座るなど終始丁寧な態度を見せた」
とも指摘。「倉庫のように見える小さな会議室」で会合が行われた7月とは「180度変わった態度」で、記事冒頭では「関係改善の可能性に関心が集まっている」と期待感をにじませた。
12月24日に中国の成都(四川省)で日中韓首脳会談が予定されている。同紙はこの日の社説で、首脳会談の場で「進展した成果をなすのが望ましい」と訴えている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)