「外国製ミニカー」全盛の中で...
タカラトミーによると、同社がトミカを発売した1970年当時は「外国製のミニカーが全盛で国産車のミニカーを求めるお客様の声が高まっていた」という。「当時、『日本の子どもたちに、もっと身近な国産車のミニカーで遊んでもらいたい』という思いのもと、日本初の手のひらサイズのミニカーとして発売したのがトミカだった」
トミカは2019年4月までに累計1020種以上の車種が発売され、累計販売台数は6億5500万台を超えたという。
50周年記念6車種の希望小売価格は700円(税抜き)。全国の玩具専門店や百貨店のほか、タカラトミーの公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」でも発売している。
もっとも、50周年の記念モデルを購入するのは、現代の子どもたちでなく、1970年当時を懐かしむ50代半ば以上のオジサンたちに違いない。同社は2020年の50周年「本番」に向け、さらなる記念モデルの発売やイベントを計画中というが、より細部にこだわったプレミアムモデルにも需要があるかも――。