「応援」「出資」の付加価値
「応援してください」はアーティストからの定番のメッセージだが、ファンの側が「応援」を目に見える形にして届けられるチャンスは多くない。ただ楽曲を購入する「消費」だけではなく、「応援」「出資」という付加価値とともに、平山さんの音楽活動は回り始めた。無論その前提には、ファンや裏方からも期待される実力や人柄があってこそで、だからこそアルバムの一般発売、2daysのライブ開催と成果は大きくなっていったのだろう。応援広告・CFのように、世のファンたちは、アーティストをプロデュースしているような感覚に価値を見出しつつある。1人の声優をめぐる、この約1年のムーブメントもその一例と言えそうだ。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)