卓球女子「最後の1枠」の行方 平野美宇が有力視される理由は...

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エース伊藤のシングルス2戦が現実的か...

   日本代表でいえば、エースは伊藤で石川が2番手となるだろう。団体戦のオーダーを考えれば、石川がダブルスとシングルスを担当する可能性が高い。そうなると、3枠目の選手は石川とダブルスを組むことになり、ダブルスで石川と組んで実績を残している平野が俄然、優位に立つ。また、石川は左利きで、同じ左利きの早田と比べて右利きの平野の方が相性は良く、シングルスにおいても平野の方が早田よりも上を行く。

   協会が団体戦のダブルスに重きを置く戦略を取るならば、早田が選出される可能性がある。その場合、伊藤と早田ペアになることが想定される。伊藤、早田ペアは今年4月の世界選手権ダブルスで準優勝しており、実績は十分だ。団体戦において第1試合の結果はその後に大きく影響を与えるため、より確実にダブルスを取りに行くとすれば伊藤、早田ペアが理想だろう。ただ、ライバル中国との相性を考えると、やはり伊藤の2試合出場が現実的か。

   石川との代表争いに敗れ、シングルスでの代表はならなかった平野は「選ばれなかったのは悔しいけど、人生の全てではない」と気丈に振舞い、「選ばれたら3人でしっかり力を合わせていい結果を出せるようにしたい」と続けた。注目の代表は来年1月6日に発表される。

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