「ラグビーW杯2019日本大会」で、日本代表を8強に導いたチームの司令塔SO田村優選手が2019年12月12日、日本テレビ系バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン(ぐるナイ)」に登場、自身の食生活などについて赤裸々に語った。
幼少期の実家は食堂スタイル「お母さんと一緒にご飯は食べなかった」
田村選手は、ナインティナイン岡村隆史さん、俳優の田中圭さん、女優の土屋太鳳さんらレギュラーメンバーが出演する「ゴチバトル」に登場した。同コーナーは、金額が明かされていない料理を順にオーダー。プラスマイナスで「設定金額」に一番、近い人から抜けていき、最後に残った人が全員分の食事代を自腹で払う...という人気企画である。
同日の設定金額は25000円。「蟹が大好き」という田村選手は、序盤から蟹料理を頼みまくった。兄弟で育った田村選手は、幼少期の食事について聞かれ、
「(母に)食べたい物をオーダーすれば、その場で出てくる食堂スタイルでした」
と振り返った。ハンバーグ、野菜炒め、唐揚げ...。兄弟で違うものを頼んでも、母親が常に準備していてくれて、頼んだ物が出てきたという。
「だから、お母さんとは一緒に、ご飯、食べなかった。椅子に座って『いただきます』は、なかった。(母は作りながら)つまみ食いしていたんでしょうね」
学校に持っていくお弁当も、重箱2段分ほどで水筒も2リットルの特大サイズ。大きすぎて、登下校が恥ずかしかったそうだ。ラグビーを始めた高校時代の恩師・吉岡肇監督(国学院栃木高)によると「授業中に腹が減って、クラスの生徒に目で合図を送って、カバンから弁当をパスしてもらい、早弁していた」という。
「ヤバい。試合より緊張しますよ...」
そんな田村選手は、ラグビーの名門である明治大へと進学した。学生寮に入ったわけだが、そこで「どうしても許せないメニュー」があったのだそうだ。それが、カレーライス。田村選手の中では「カレーライス=白ご飯」という勝手な? 認識で、寮母さんに、
「おかずは? おかずがないとダメじゃん。おかず作って!」
と、グラウンドのような自由奔放ぶりを発揮していたという。
番組は、設定金額に近い人から順番に抜けていき、最後に残った人は全額自腹で払うという過酷なものだ。1位となったナイナイ岡村さんから順に抜けて行ったものの、田村選手はなかなか呼ばれない。段々と手汗が出てきて、
「ヤバい。試合より緊張しますよ...」
結果は4200円オーバーの29200円で5位。自腹を免れたことに、
「危ねぇ! マジ、緊張した!」
と、胸をなでおろしていた。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)