取材申し込むとサイトが消滅 育児メディア「イクシル」、医療・健康記事に「不正確」批判相次ぐ

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   育児サイト「イクシル」をめぐり、医学的に不正確な記事が多数あるとの指摘が、専門家から上がっている。

   元をたどれば東証1部上場企業が開設した同サイト。しかし短期間に譲渡が繰り返され、現在は運営企業が隠されている。問い合わせフォームを通じて取材を申し込むと、サイトは消滅した――。

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16年時点で月間約150万人が利用

   イクシルは、介護事業などを行う「エス・エム・エス」(東京都港区)が14年7月に立ち上げた。「妊娠・出産・子育ての悩みや疑問に、看護師・管理栄養士・薬剤師などの医療とヘルスケアの専門家が答えるニュースコラム」をコンセプトにする。

   16年6月のプレスリリースによれば、月に300本以上の記事を更新し、月間約150万人が利用。記事は複数の主要ポータル・ニュースサイトにも配信され、影響力の大きさがうかがえる。

   だが、サイトの根幹をなす「信頼性」に疑義が生じている。健康・医療記事で不正確な内容が数多くあると、複数の医師らがSNSで指摘しているのだ。

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