張り紙は「創業者・一瀬の想いを御客様へ御伝えする為に」
13年末の1号店開業以来、急成長を続けてきたいきなりステーキだが、勢いには陰りが見えている。既存店売上高は18年4月から前年同月比マイナスを続け、19年10月には41.4%減にまで拡大。ペッパーフードサービスは11月、自社ブランド同士の競合が発生しているとして、いきなりステーキの出店計画を210店舗から115店舗に縮小し、さらに既存44店舗を退店すると発表した。
芳しくない業績の表れともいえる「社長からのお願い」の張り紙。ツイッター上では、
「本当に客足が遠のいているんですね。お近くの店舗を閉める。ん~、経営は難しい」
「客に自ら入客数減ってますって言うか?普通?これちょっとでも不満持ってる客がみたらああ、やっぱりな。俺もちがう店に行くか...ってなるんじゃね?」
「普通に行ってます。この数ヶ月で客激減しましたが混んで無くて良い」
と、同チェーンの今後を憂える声などがあがっている。
ペッパーフードサービス広報は12月11日、J-CASTニュースの取材に、この張り紙は12月3日から出しはじめたと明かす。今回目撃されたのは渋谷センター街店だが、いきなりステーキは11月末現在で国内に488店舗。広報は「順次全店に掲出予定です」とした。また、文字は手書きのようだが、
「創業者・一瀬の想いを御客様へ御伝えする為に、一瀬が直筆で書いたものです」
と説明した。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)