サッカー日本代表の新しいアウェーユニフォームだとするデザインが一部メディアで掲載され、真偽をめぐってインターネット上で注目を集めている。同サイトではシャツ・パンツ・ソックスを12枚にわたる写真で紹介し、国旗や日本サッカー協会(JFA)のロゴ、サッカー日本代表オフィシャルサプライヤーであるアディダスのロゴもあしらわれている。
アディダス広報事務局はJ-CASTニュースの取材に、代表の新アウェーユニフォームは「まだ発表していない」と回答。上記サイトの真偽不明情報について「申し上げられることはない」とした。
白地に、袖口は赤と黒
「Footy Headlines」が2019年12月5日に写真付きの英語記事で伝えたのは、日本代表の20年新アウェーユニフォームだとするもののデザイン。シャツは白地に薄いグレーで迷彩柄にも似た模様が描かれており、袖口には黒と赤のライン、脇腹にはアディダスおなじみの3本線が入る。パンツは模様のない白で外側には3本線。ソックスは赤という組み合わせだ。
この情報は同日、日本のネットユーザーの間でも注目を浴びた。ツイッター上では、
「ホームより断然アリだね」
「テンプレートだし何もかもつまらない」
「これがリークされてる日本代表のアウェイユニか」
「リークされている日本代表のアウェイユニフォーム、かっこいいけどドイツ代表にしか見えない(笑)」
などと意見が交わされている。
日本代表の新ユニフォームといえば、ホーム版も正式発表に先立つ10月14日、同じメディアで新デザインだとするものが報じられた。ベースは従来どおりの青ながら、迷彩柄というデザインは世間を驚かせた。
アディダスは10月23日、この事態を受け「一部報道機関においてサッカー日本代表のユニフォームに関する報道がございましたが、当社の発表に基づくものではございません」などとする声明を発表。そして11月6日に正式発表したホームユニフォームは、「リーク」情報と同じとみられる迷彩柄だった。
JFAも「何もコメントできることはありません」
今回飛び出した真偽不明のアウェーユニフォームのように、シャツの袖口に国旗のカラーをあしらうのは、アディダスが製造する20年のドイツ代表やベルギー代表など、新しい他国代表ユニフォームにもある。ロシア代表については11月14日、新ユニフォームが袖口から順に白・青・赤と配色されているのが国旗の並びと逆だとして、20年の欧州選手権(ユーロ2020)で着用しないと表明したことが報じられ、話題となった。
日本代表のアウェーユニフォームとされている今回のデザインについて、アディダス広報事務局の担当者は12月6日、J-CASTニュースの取材に「申し上げられることはありません」とだけ答えた。アウェーユニフォームはまだ正式発表しておらず、発表の時期は取材時点で未定とした。
JFA広報担当者も同日、上記のアウェーユニフォーム情報について「本件は、私どもで何ら関与しているものではないので、何もコメントできることはありません」と述べた。そのうえで「発表のタイミングが来たら、JFAからアディダスとともにお知らせします。その時までお待ちいただければ」と話した。