キリンビールが今秋発売したノンアルコール・ビールテイスト飲料の機能性表示食品「キリン カラダFREE」のスタートダッシュが好調だ。年間販売目標の50%にあたる14万ケース(大びん換算)を、約1週間(2019年10月23日時点)で達成。ノンアルビール界に旋風を巻き起こしている。
最大の特徴は「お腹まわりの脂肪を減らす※1」機能を備えた機能性表示食品であること。脂肪が気になる世代を中心に大きな魅力となっている。
※1 本品は肥満傾向な方に適しています。バランスの良い食事と適度な運動を。
「キリン カラダFREE」
「熟成ホップ由来苦味酸」を機能性関与成分として初めて販売した商品
「ビールはおいしい。でも、飲みすぎると脂肪が気になる」――ビール党につきまとう悩みに、キリンが応えた。開発にかけた期間は10年以上。その結晶が、「熟成ホップ由来苦味(くみ)酸」の効果による「お腹まわりの脂肪を減らす」という機能だ。
お腹まわりの脂肪が気になる方に適したノンアルビール
ビールの原料である「ホップ」が持つ苦み成分に、体脂肪を低減する効果があることに着目。研究を重ねた結果、ビールとしてのおいしさを保ちながら、苦みを抑えた「熟成ホップエキス」の開発に成功した。このエキスに含まれていた成分に、「お腹まわりの脂肪を減らす」機能があることを確認。この成分を「熟成ホップ由来苦味酸」と命名し、同成分を機能性関与成分として初めて販売した商品が「キリン カラダFREE」である。
出典:Nutrition Journal 2016, Volume 15, No.25より改編して引用 (25≦BMI<30の成人男女200名にプラセボ飲料またはカラダFREE350ml缶を1日1本12週間摂取し続けていただいたヒト試験結果)
カラダFREEの機能について、キリンはヒト試験データも示している。BMI(体格指数)で肥満とされる25以上30未満の男女200人を対象に、100人はカラダFREEを、もう100人はそれ以外の飲料を、それぞれ1日1本12週間飲み続けてもらったところ、カラダFREEを飲んだ人は、飲まなかった人に比べ、お腹まわりの脂肪が減少。腹部全脂肪面積で比べると約2倍の量が減っていた。腹部全脂肪とは、内臓脂肪と皮下脂肪の合計で、内臓脂肪は一般的に食事制限や運動で落ちやすいとされ、皮下脂肪は、一度ついてしまうと落ちづらいとされている。
「機能の魅力」が人気の理由。夕食時、運動後など飲用シーンもさまざま
出典:キリン調べ(N=112)
カラダFREE発売後、112人を対象にしたキリンの調査によると、消費者の購入理由のトップは「機能が魅力的だった」ことで40%を超えた。「健康に良さそうだった」ことも3番目に多く35%以上。購入者層では、男女ともに20~30代の若年層より40~50代の中高年から大きな支持を得ている。
機能への期待が高いのと同時に、ビールに近い味わいで、すっきりゴクゴク飲めるおいしさで、高い評価を得ている。飲用者112人による味覚評価で、90.2%がカラダFREEを「おいしい」と答えた。夕食のおともにもピッタリといえる。
「お腹まわりの脂肪が気になってきた。でも仕事が忙しいし、どうすれば...」。そんな中高年にとって、1日1本のカラダFREEは手軽に始められそうだ。ノンアルだから夕食に限らず、朝や昼でも飲むことができる。運動後、ビールの代わりに喉をうるおす1杯としても丁度いい。
キリンがノンアルビールとして画期的な商品だと胸を張って送り出したカラダFREE。バランスの良い食生活に組み合わせて飲むことで、新たな健康習慣になるかもしれない。