ディズニー映画「アナと雪の女王2」について、複数の漫画家が好意的な感想を描いた作品をツイッター上に一斉に投稿したところ、ネット上で炎上状態になった。
PRであることを隠して投稿したステルスマーケティングではないかと指摘されたもので、漫画家が次々にPR漫画だったことを認めて謝罪した。ウォルト・ディズニー・ジャパンも、PRだったことを認め、関係者間の行き違いがあったとサイト上で謝罪した。
「アナの精神的な強さはすごい」などと好意的に描く
これらの漫画は、2019年12月3日19時ごろ、「#アナ雪2と未知の旅へ」などのタグを付けて、ツイッター上で次々に投稿された。ストーリーの一部を紹介し、「アナの精神的な強さはすごい」「オラフが可愛かった」などと好意的な感想をつづっていた。
これに対し、ほぼ同じ時刻に、ツイッターでも名前が知られた漫画家がこんな作品を相次いで投稿するのはおかしいとの指摘が出て、騒ぎになった。翌4日になって、一部の漫画家らが、映画の試写会に招待されてPRで漫画を描いたことをツイッター上で認め、PR表示をしなかったことを謝罪した。
ディズニー・ジャパンも5日、「感想漫画企画」だったことを認めて、お詫び文をサイト上に出した。
お詫び文によると、この企画では、漫画家7人に映画の感想を自由に表現した漫画をツイッターに投稿してもらうもので、同時に「PR」を明記してもらう予定だったとした。ところが、「関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において明記が抜け落ちる結果」になったという。そのうえで、「今後このような事がないよう、関係者一同、深く反省するとともに、コミュニケーション体制を見直し、再発防止策を講じてまいります」と結んでいる。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)