NHK一橋アナ「センター八村」は「海南戦ですよ!」 『スラムダンク』熱血解説に視聴者「本気だ」

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   NHKの「ニュースウォッチ9」で、NBAワシントン・ウイザーズの八村塁選手が普段と異なるポジションで活躍したことを報じながら、ふんだんに持ち出した「例え」に「NHK本気だ」「わかりやすさがすごい...」とファンが反応した。

   それはバスケットボール漫画の金字塔『スラムダンク』を引き合いに、ポジションを解説したこと。八村選手は2019年12月4日のオーランド・マジック戦、チームに負傷者が出た影響で、いつものパワーフォワードでなくセンターで出場した。この展開、作中で類似した場面がある。

  • 八村塁選手がセンターで出場(写真はイメージ)
    八村塁選手がセンターで出場(写真はイメージ)
  • 八村塁選手がセンターで出場(写真はイメージ)

「桜木選手みたいに攻守にわたってゴールに近いところでリバウンドを取ったり...」

   「桑子さん、バスケットはお好きですか?」。4日放送の「ニュースウォッチ9」で、スポーツコーナーの一橋忠之アナウンサーは桑子真帆アナウンサーに尋ねた。桑子アナが「それはあのフレーズ...」と察すると、スタジオに流れたのはロックバンド・BAADの「君が好きだと叫びたい」(1993年)だった。90年代中期に放送されたアニメ『スラムダンク』(テレビ朝日系)の初期オープニング曲である。「バスケットはお好きですか?」は、原作で主人公・桜木花道(1年生)が一目惚れすることになる赤木晴子と出会うシーンで掛けられる言葉で、作中でも有名なセリフの1つ。

   もちろんコーナーの本題は八村選手。一橋アナが「今日はこれまでのフォワードではなく、チームにけが人がいたため、センターでの出場になったんですよ」と紹介し、取り出したのは『スラムダンク』のメイン5選手のポジションを表したパネルだ。

「主人公の桜木花道選手はパワーフォワード(PF)というポジションですけど、これ普段の八村選手のポジションなんですよ。求められるのは、桜木選手みたいに攻守にわたってゴールに近いところでリバウンドを取ったり...『リバウンド王』ですからね。パワフルなプレーが求められる。

一方、きょう八村選手がついたポジションがセンター(C)。『ゴリ』こと赤木選手のポジションですね。センターというのは先発メンバーで一番身長が高い選手がつとめることが多く、赤木選手のようにゴール下で得点したり相手のシュートをブロックしたりする、『ゴール下の番人』とも呼ばれるポジションですね」(一橋アナ)

   188センチ(劇中で189.2センチに伸びる)と長身の桜木花道は作中、類まれなジャンプ力で「リバウンド王」を名乗りはじめる。PFとして躍動し、197センチのCで主将の「ゴリ」こと赤木剛憲(3年生)とともに「戦場」のゴール下を任され、喝を入れられながら成長する。だが一時的に赤木が負傷離脱する場面がある。

「今回は、スラムダンクでたとえるならあの海南戦ですよ...! 赤木がけがをしてしまった。そのために赤木のかわりに花道が! センターに入った!(パネル上の赤木と花道を動かす。)あの時のような感じです」(同)
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