2019年12月3日に放送された「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)について、「宮下の母親が凄かった!」と、視聴者の間で話題だ。
この日は「ロンハー お母さんもいっしょ」と題し、お笑い芸人とその母親をスタジオに呼び、ひな壇上でトークを展開。呼ばれたのは、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さん(41)とその母・きみ子さん、「ジャングルポケット」の斉藤慎二さん(37)とその母・うた子さん、「納言」の薄幸さん(26)とその母・紀子さん、宮下草薙の宮下兼史鷹さん(29)とその母・恵美さんで、4組の忌憚のないトークが繰り広げられたが、視聴者がひときわ注目したのは恵美さんだった。
「ちょうど良く脳をいじくりまわしてくれるんですよ」
番組では「我が子以外で好きな芸人は?」「どんな芸人になってほしい?」「子供は聞きたくない母の恋愛話」といったテーマで、4人の芸人たちの母からトークを引き出す形で進行。年齢が50歳と、ほかの芸人の母よりも一回り若い恵美さんだったが、トーク中にはその巧みな話術でスタジオを沸かせた。
なお、この日のでは恵美さんについては「キャバ嬢歴21年」と紹介されていたほか、9月には宮下さんが「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)で、2年前まで恵美さんが現役で勤務していたことを公表していた。どうやら、その巧みなトークはそのキャリアの中で身につけたようだ。
「好きなのはアンジャッシュ」と明かした恵美さんは、その理由について「対話のすれ違いをイジったコントが、ちょうど良く脳をいじくりまわしてくれるんですよ」と説明。加え、「もう、いじくられたい!」と、妙に色っぽい口調で付け加えたのだった。突然の展開には宮下さんが「そういう意味じゃない」と慌てて否定したほか、スタジオ内では大きな笑いが広がるなど、恵美さんのトーク力が光った。
「面白くてあっという間だったな?!」
次に、どんな芸人になってほしいかについては宮下さんについて、「じゃない方(芸人)じゃないですか」と指摘。加え、宮下さんについてエゴサーチをすることを明かした上で、「宮下 無能とか出てくる」と、その実情に触れたのだった。また、自身の恋愛事情については、宮下さん出産後に離婚し、その後、交際した男性が多重人格だったと公表。主人格に加えて子供と猫がいたと明かしつつ、「お小遣いを全人格からもらった」と豪語した。
さらに、「アンガールズ」の田中卓志さん(43)が好きだという恵美さんは、別撮りのVTRで田中さんと対面する様子が放送されたが、対面の際には喜びのあまり抱き着いてしまうなど、その自由すぎるキャラクターが視聴者に大ウケ。このため、ネット上にはツイッターを中心に、「あの母でこの宮下さんが育ったんだ~となんとなく納得した。面白くてあっという間だったな?!」といった、恵美さんのトークが面白かったとする声が相次いだ。
時に、そのトーク力や個性的なキャラクターから「セミプロ化」することも多い「芸人の母」。宮下さんの母である恵美さんには、その片鱗が見え隠れしていたのではないだろうか。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)