女優の小芝風花さん(22)に「アナウンサーっぽい喋り方めっちゃうまい」といった反応が出ている。
小芝さんが演じたのは、報道番組のキャスター。作品では、大震災に巻き込まれたテレビ局の葛藤を描いているが、そこでの「アナウンス力」が評価されている。
「アナウンサーっぽい喋り方めっちゃうまい」
NHKでは2019年12月1日から8日にかけて、「体感 首都直下地震ウイーク」と題した企画を行っている。これはM(マグニチュード)7.3、最大震度7の地震が東京を襲ったら、といったテーマで、2日16時4分に地震が発生したとの想定のもと、ドキュメンタリーとドラマを組み合わせた「NHKスペシャル」として、NHK総合で連日放送される。
その一環として2日から5日に、時系列に合わせたドラマ「パラレル東京」が放送されている。パラレルワールド(並行世界)にある「もう一つの東京」を舞台に、地震に直面した架空の放送局「NNJテレビ」が、いかに報道を続けるのかを題材としている。
その主役が、小芝さん演じる倉石美香だ。倉石は、夜のニュース番組でスポーツコーナーを担当する、26歳のサブキャスター。震災にともなって、メインキャスターの池上瑤子(藤原紀香さん)と連絡が付かなくなり、倉石が代役を務めることに――。
「DAY1」が放送された2日夜には、番組関連のツイートが多数投稿された。その中で目立ったのが、
「そんじょそこらの女子アナより上手い」
「若い女子アナより、アナウンス力もある気がする」
「この女優さんアナウンサーっぽい喋り方めっちゃうまい」
「ニュース読みがほんと上手くて本物のアナウンサーを凌ぐ感じ」
「あ、あの役小芝風花ちゃんやったんや。本物のアナウンサーかなぁ、滑舌いいしニュース読むのうまいなぁ。顔小さいなぁ可愛いなぁと思ってた」
といった声だ。たしかに映像を見ると、声には安定感があり、アナウンス技術の高さを感じられる。
NHK公式サイトの広報コーナー「NHK_PR」には11月29日、小芝さんへのインタビューが掲載された。そこでは撮影前に、NHKの中川緑アナから、アナウンスレッスンを受けたと明かしている。週1回、2時間を7回にわたり、「実際に新人アナウンサーが受ける内容を基礎から学びました」。モニターに流れる映像に、その場でコメントを付ける「絵解き」も練習したと語っていた。