「ZOZO」創業者の前澤友作氏がユーチューバー・デビューした動画第1弾は、公開からわずか数日で再生数が100万回を超えた。前澤氏が実際に銀行に赴き、ATM(現金自動預け払い機)に通帳を入れ、入金された「1000億円」を記帳するという7分半の映像だった。
通常ではあまりお目にかかれない大きな金額とあって、前澤氏の動画内での報告内容にも注目が集まった。100億円以上になると、カンマ(コンマ、例「1,000」の「,」)表記が消えて数字のみが並び、また、金額欄の残りスペースの広さから推測して「(1000億円台から)あと桁が一つしか入らない」ようだとして、「10兆以上は入らない(編注:記載されない)んだ」とつぶやく場面もあった。記載される金額の桁の上限は、前澤氏の推測通りなのか。前澤氏が使った銀行など大手数行にJ-CASTニュースが聞いてみた。
約1020億円が記帳されていた
前澤氏が「1000億円を通帳に記載してみた」動画を公開したのは2019年11月29日。再生数は急速に伸び、数日後の12月2日には110万回を超え、3日朝には128万回超に達している。
動画では、記帳を終えた前澤氏が通帳の該当数字部分を眺めながら自身の「発見」を口にする場面や、数字部分のアップ映像もある。映し出された通帳には「(振込欄に)19・11・22 102008741097」と記載されている。11月22日に1020億874万1097円の入金があったということだ。保有していたZOZO株の売却益の一部だそうだ。
前澤氏は、ある時期に引き落とされた「5,920,101,814」(59億2010万1814円)や、残高欄の「96391128460」(963億9112万8460円)の表記の違いを指摘し、
「1020億だとカンマが無いんだね。59億の場合は入っている。100億以上いっちゃうとカンマは無いんだ」
と、つぶやく様に説明した。また、先に触れた約1020億円の金額が記載された欄の残りスペースの広さからの推測も披露し、
「あと桁が一つしか入らない。1兆(台)までは入るということ。10兆以上稼いじゃうと、もう入らないんだ。そこまで行かないと...無理か」
とおどけていた。