2004年にM-1グランプリで優勝したお笑いコンビ「アンタッチャブル」が、約10年ぶりに漫才を披露した。
19年11月29日放送のバラエティー番組「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)で放送された。実力派コンビの漫才復活に、ファンだけでなく芸人たちも沸いている。
小手伸也からの「ザキヤマ」本人登場
29日の放送回には、アンタッチャブルの柴田英嗣さんと、女優・モデルの新木優子さんがスタジオゲストとして登場した。
番組終盤、新木さんが好きな芸人としてアンタッチャブルを挙げ、
「最近漫才を見る機会が少なくなって残念。せっかくだから見たい」
と、漫才を披露する流れに。何かを察した柴田さんは「怖い怖い」と警戒した。というのも、過去にもこうした流れでバービーさん、ハリウッドザコシショウさん、コウメ太夫さんらと即席コンビで漫才を披露してきたからだ。
そんななかで登場したのは、相方の山崎弘也さんに扮した俳優の小手伸也さんだ。2人で漫才を始めるも、途中でくりぃむしちゅーの有田哲平さんからのダメ出しを受け、小手さんがいったんステージから退出。もう一度漫才をやり直すことになり、小手さんが再登場するように見えたが、実際に登場したのは本物の山崎さんだった。
これには柴田さんも驚きを隠せない様子。小手さんのときと同様、M-1でお馴染みの音楽が流れ、ファストフード店の漫才を約4分間披露した。
12月8日放送「THE MANZAI」では新作も
放送を受け、芸人仲間から興奮のツイートが相次いでいる。
さまぁ~ず・三村マサカズさん「やったな!アンタッチャブル!」
狩野英孝さん「え?!脱力タイムズまじ?!?!めっちゃ見たい!!嬉しいwww」
霜降り明星・せいやさん「アンタッチャブルさんや!!すげえ!!」
ニッチェ・近藤くみこさん「アンタッチャブルさーーん!!復活ー!!!サイコーー!!!」
なお、山崎さんと親交が深いカンニング竹山さんは、放送後に本人に「最高だな!」とLINEを送ったところ、
「そんな事よりそんなとこで何やってるんですか?とGPSで突き止められる。LINEしなきゃよかった。。。」
と、クールな返答があったことをツイッターで明かしている。
内容は異なるがアンタッチャブルは2003年のM-1グランプリでも、ファストフード店のネタを披露している。このときは3位だったが、翌年2004年のM-1で優勝した。審査員7人が1人100点の持ち点で審査をする決勝で、673点を記録。全員が95点以上を出した。審査員7人による得点としては、歴代最高点(平均96点)だ。同大会の決勝には南海キャンディーズ、麒麟、タカアンドトシ、笑い飯、千鳥らが出場していた。
アンタッチャブルは12月8日放送の「THE MANZAI 2019 マスターズ」(フジテレビ系)で新作漫才を披露することになっている。