一転、会見場が和んだ瞬間も
会見場の雰囲気が和む場面もあった。秋篠宮さまが即位をめぐる一連の儀式について振り返る際、「前回(平成の即位関連儀式)と、ひとつ違うこと」として、
「これは正殿の儀になるんですけど、前回は、私の隣に今の陛下がおられて...。私はそこで行われる所作、分からなければ隣を見ていればいいっていう...そういう感じがあったんですね。これは大嘗祭もそう。今回は、それができない」
と、天皇陛下(当時の皇太子さま)の所作をまねていたことを明かすと、報道陣からは笑い声がもれ、秋篠宮さまは
「ということは、おそらく、他の参列者は私に合わせるだろう...ということは、やはりそのあたりは、少し緊張しましたね。間違えないようにしなければいけない、というのはありました」
と続けた。総額24億4300万円をかけて行われた大嘗祭については、秋篠宮さまは18年の会見で
「私はその宗教色が強いものについて,それを国費で賄うことが適当かどうか」
と述べていた。今回の会見でも「それについては、今も、昨年お話しした時と気持ちは変わりません」と述べ、改めて国費支出を疑問視した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)