デジタルとアナログのいいとこどり?
ただ、ファンからの賛否渦巻く今回のダイナミックプライシングの導入だが、浜崎さんは以前から、自身の芸能活動に常に新しい要素を加えてきたことも事実。2016年の全国ツアーでは、当時まだ日本の歌手では珍しかった会場内でのスマホ撮影を許可して大きな話題になったことを考えても、今回のダイナミックプライシング導入も、また新しい要素の付加と考えることが出来るだろう。
また、浜崎さんは「AI技術」や「スマホ」など、デジタル面だけでなくアナログ面でも挑戦を怠っていないのも事実。11月10日、浜崎さんは同日リリースとなる「LOVEppears / appears -20th Anniversary Edition-」の発売を記念して、公衆電話から電話をかけて当落を決し、当選者にはテレホンカードを贈呈するというプレミア企画を実施したほか(同企画は22日にも再実施)、これより以前の8月1日には、アナログの極みとでも言うべき手法である自伝小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)を出版したことも記憶に新しい。
デジタルとアナログを織り交ぜるというアクロバティックな「二刀流」か、はたまた「二正面作戦」か――浜崎さんの今後の芸能活動にプラスとなるのか、その「戦果」が注目される。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)